畳について
畳は畳床・畳表・畳縁の三つの部分から構成されています。
畳は表面の畳表と芯の部分の畳床を重ねたものに、畳縁を縫いつけて出来上がっています。
畳表
畳表は主原料のイ草を横糸に、麻糸を縦糸として織られたもので、イ草の種類によっていくつかの等級に分けられます。
畳一帖分に4000本以上のイ草が使われています。
畳床
畳床は畳の最も重要な機能を担っています。従来の畳床は稲ワラが使われていましたが、最近では吸放湿性、断熱性、弾力性の高い、ポリスチレンフォームやインシュレーションボードなど丈夫な素材が使われています。
畳縁
畳縁は化学繊維、綿、麻、絹などの素材でできています。畳縁にはいろいろな種類があり、錦織デザインの繧繝(ウンゲン)縁、大小の地紋を織り込んだ高麗縁、そして現在最も使われている柄縁などがあります。